「白髪は、暗くしないと落ち着かないの?」——多くの方が最初に抱えるこの疑問に、ここで答えます。結論から言うと、暗くしなくても整います。 大事なのは明るさそのものではなく、白と黒の“差”の出方。分け目やこめかみで線のように見えるところをやさしくならし、視線の引っかかりを減らすことが日々を軽くします。

白髪の出方と「仕立て」の考え方

まず見るのは、白髪の出方と肌・瞳との調和です。全体を濃く塗りつぶすのではなく、明るさを少しだけ足して重さを抜く。必要な場面では必要最小限のハイライトを添えて、線が主張しやすい場所を淡く仕立てます。ハイライトは必須ではありません。量も太さも場所も控えめに、髪の体力と生活のTPOに合わせて決めていきます。

色は「境目が気になりにくい方向」へ

色は“明るく見せるため”ではなく、境目が気になりにくい方向へ寄せます。顔色が沈みやすいなら軽やかなベージュ寄り、赤みに転びやすいなら寒色寄りで落ち着かせる。派手さをつくるのではなく、日常で心地よく過ごせる幅に収めることを大切にしています。

「ためない」発想で持ちを安定

仕上がりを保つには、“ためない”考え方が効きます。カラー当日はデトックスケア薬剤の残留や酸化した皮脂を落としてリセット。家では、ぬるめの予洗いで地肌をほぐし、泡でやさしく洗って、乾かす前にミルクやオイルを少し。難しいことはしませんが、これだけで手ざわりと色持ちは安定します。

予約間隔は「いつも通り」から少しずつ

予約の間隔はまずはいつも通りで大丈夫です。「前より気になりにくい」と感じられたら、そこから少しずつ伸ばしていきましょう。無理に変えないことが、結局いちばん続きます。

暗くする勇気より、差を整える判断を。今の髪と暮らしに合う落としどころを、一緒に見つけていきます。